2017年11月21日:
『逝く年は女であるか 盛りゆく影が淋しい』
と歌った詩人がいる。
その意味するところはよく分からないが、今頃の季節に我々が抱くある種の感慨を言い表しているのかもしれない。
毎年のことではあるが、「今年ももう終わりだよ。本当に1年過ぎるのが速いね」
と言いつつ、年賀状やおせち料理、忘年会に新年会、年賀状に初詣を頭のどこかで楽しみにしている部分もあり、心急く季節である。
来年用の手帳には早々と11月の演奏会予定が記入されている。年を取って現役生活から離れると、法事以外に1年先の予定などあるはずがないと予想していたが、合唱を続けているおかげで張り合いと緊張感が持てるのは幸いである。
最近はやりの「東京オリンピックまでは元気でいよう」ではないが、来年の演奏会が終わるまでは元気でいようと思う。(これだったら永久になってしまう?)もう少し上手な合唱がしたい、もう少し若々しい声で歌いたい、できれば暗譜で歌いたい。
シニアの合唱に終点はない! (苺一絵)
2017年4月3日:
『HP開設に寄せて』
「春は別れの季節」と言う。卒業、進学や就職など今まで多くの『別れ』を経験して来た。クラーククラブでもつい最近、札幌に転勤する仲間と別れの挨拶を交わした。
人生のある一時期を共有した知己との別れは、その想いが深いほどある種の哀しみをもたらすものである。
一方で「春は出会いの季節」とも言われる。新しい場所・環境で、見知らぬ人たちと出会い、場合によっては一生続くような関係を築き上げる。これも人生の醍醐味であ
ると言えそうだ。
50年前に札幌で初めて会って歌った者同士が、時を超えて今も東京で合唱をやっているというのも考えてみれば不思議な縁である。
このたび若手(?)団員よりHP開設の発案があり、思った以上のスピードで実施に漕ぎつけられたことは、未だガラ携愛用の筆者にとっては大変な驚きである。実現し
てくれた団員の実行力に敬意を表すると共に、自分でも活用できるよう心掛けたい。
今後、本HPが北大合唱団OB初め多くの方に親しまれ、OB間の交流や合唱団のファン拡大に役立っていくことを願っている。
(苺一絵)
どうぞ皆さんのご協力を!!
2017年3月5日:
<<風のたより>>
不定期ですが、何名かのメンバーがつぶやきます。
お楽しみに!
2017年3月25日:
『声合わせ歌い終わればおのずから足赴くは蕎麦屋かな』
何時のころからだろうか、この蕎麦屋「やぶ」を利用し始めたのは。私がクラーククラブに入って以来のことであるのは間違いない。練習会場のマーガレット教会から徒歩1分もかからない位置にあるのだから、横道に逸れて他の店に行くわけはない。
それにしてもこの店との付き合いは長い。かつて宴会部長をしていたための癖もあるのだが、私は練習に行く道すがら必ずこの店に「今日もよろしく」と声をかける。練習が終わった5時過ぎに有志が喉を乾かしてきた時に万が一"店じまい"になっていることを避けるためだ。
そんな流れのなか、今日も常連が集まると思いきや何と9名の少数である。
蕎麦屋会談には平均すると13名前後の有志が参加する。今夕のお休みは「かわら版」創始者のH氏、墓参りのN氏、そして海外から遊びにみえたお孫さんとの大切な時間のためにお休みのW長老など常連の面々だ。今夕は、井上会長はじめ白石団長などの役員幹部はじめ伊藤指揮者、教会とのお世話役の林さんなどの面々で、
やや落ち着いたなかにも淡々とした雰囲気でいつもの酒盛りが始まる。おりしも稀勢の里の意外な展開による苦渋に満ちた顔をテレビで見ながら。話の内容は、自宅練習の重要さ、仙台JCを入れると第10回演奏会まで充分な時間が無いこと、JC合同曲「青葉城恋歌」の編曲はなんともしっくりこない等々。またT画伯(2T)の精進が実って「東光会」の常連位置に座し、今後は出展すれば落選することは多分ない(本人言)などの話から、人間のひたむきな努力からはやはり良い成果が生まれるものとの思いを新たにしたりした。
蕎麦屋会談の効用は数知れない。札幌や関西からの遠来の練習参加者や参観者との情報交換、団内禁煙運動の発祥、練習に関する諸々の意見交換、仲間の近況報告等々。もちろん歌(合唱)が命だが、このような人間同士の触れ合いがそれにも増して大切と感じている人も少なくない。年嵩が増せば増すほど、私もその一人である。
そういえば、ビールの泡を見ながらビールの注ぎ方にうるさい今は亡きサッポロビールの先輩の佐藤清一さん(2T)を思い出していた。 (2B)坪沼 稔
2017年3月5日:
<<蕎麦屋会談>>
練習の後は決まっていつもの蕎麦屋さんに集合、合唱・音楽のことはもちろん、昔の話、最近の巷の話題に盛り上がります。
その一部を誰ともなくつぶやきます